くすりねこ

いろんな人の文章を見て、最近ふと感じたこと。

文章で人を説得したいときほど、「ですね」「ですよね」の使用頻度が上がっているような……。

 

とくにアフィリエイトであまり稼げない人の記事。

普通の記事と商品紹介記事とで「ですね」「ですよね」の出現度が変わります。

商品紹介記事には「ですね」「ですよね」が目立つのです!

 

「この商品いいですよね?」

「ほら、便利に思えてきましたね」

「買いましょうね」

 

実際にはこんなハッキリと書かれてませんが、雰囲気は似た感じです。

売りたい気持ちがひしひしと伝わってきます(汗)

 

もし、あなたのブログで商品紹介記事を含めていろんな記事がよく読まれているのに、成約できないなら……。

「ですね」「ですよね」がしつこく出ていないか確認してみてください。

その使い方、不自然かもしれません。

 

「ですね」「ですよね」が成約率を下げる理由

なぜ、「ですね」「ですよね」を使うと読者は動かなくなるのでしょうか。

書き手と読者の考え方の流れを見てみましょう。

 

  1. 書き手:この商品を売りたい、買ってほしい! という気持ちで書き始める。
  2. 書き手:自分の考えをわかってほしい。共感してほしい。この商品は便利だぞ、という思いで書き続ける。
  3. 書き手:ひたすら同意や共感を求める。「ですね」「ですよね」の使用が増える。「これ便利ですよね」
  4. 書き手:すでに商品の良さを理解しているため、具体的ではない説明でも自分は商品の良さがわかる。結果、文章が具体的じゃないことに気づかず、ノリノリで書き続ける。
    読者:説明が具体的ではないため、商品の良さがわからず、置いてけぼり。
  5. 書き手:全部言いたいことを言ったところでアフィリエイトリンク登場! 自分では会心の文章だと思う。
    読者:商品の良さがわからない、書き手に同意・共感できない。結果、リンクをクリックしない。

 

つまり、「ですね」「ですよね」が悪いのではなく、これらが成約率を下げる原因です。

  • 商品の説明がたりない
  • 読者の悩みを汲みとってない
  • 書き手の感想や気持ちをあまり書いてない

 

成約率を上げるには、読者の悩みを拾い、その商品で解決できることを伝えます。

自分の感想や気持ちを語って、読者の興味を惹くことも重要です。

 

読者からすると商品の良さや書き手の感想が少なくて「ですね」「ですよね」ばかりなら、説得や売り込みに感じて逃げたくなります(汗)

商品の良さや感想などを技術不足でうまく書けず、書きやすい「ですね」「ですよね」を使っちゃうなら、文章の技術上達に取り組んでみてはいかが?

参考:個性的な文章で商品を成約できるコツを学べる教材

 

余談ですが、めちゃくちゃ稼ぐアフィリエイターの文章を見ると「ですね」「ですよね」の言葉は出てきません。

これらを使わずとも読者を行動させることは可能だからです。

なるべく説得っぽさを感じさせずに相手を動かしたいときは、使わないようにしましょう。

「ですね」「ですよね」に依存中なら、早めに卒業したいですね。

(あ、「ですね」が出てきたぞー!)

 

「ですね」「ですよね」を使ってもいいとき

とは言え、親の仇のように「ですね」「ですよね」を消し去らなくても大丈夫です^^

「ですね」「ですよね」を使っても問題ない場合も覚えておきましょう。

 

使ってもいいのはこんなとき。

  • 読者と共通の話をする
  • 一般的な話をする

 

たとえば。

「読者と共通の話をする」なら、当サイトなら私とあなたの共通の話です。

「アフィリエイトで稼ぎたいですね」とか「会社やめてゲームざんまいの生活を送りたいですね」とか。

 

「一般的な話をする」なら、「連日蒸し暑くてイヤになりますね」とか「仕事の打ち合わせに遅れて来る人は信用できませんよね」とか。

 

相手が抵抗なく「うん」と言えることなら、「ですね」「ですよね」の出番です^^

 

相手が同意できないのに「ですね」「ですよね」を使ってしまえば、相手は一方的な説得に感じ、反発したくなります。

気をつけましょう。

 

そうそう、たまに「ですね」が口ぐせの人がいますね。

文章のほぼすべての語尾が「ですね」になるとうっとおしいので、なるべく無くしたほうがいいです。

 

まとめ

「ですね」「ですよね」の意外な悪い効果がわかりましたね。

なんだか今すぐ撲滅したい気分ですね。

商品紹介記事からバシバシ消しちゃいましょうね。

 

それではこれからも、アフィリエイトで稼ぐために気をつけて「ですね」「ですよね」を卒業しましょうね!

(ほーら、説得されてる感じだ!)