あけましておめでとうございます。2016年、今年もやんわりとお願いします^^
さて、最近は「仲間が大事! 仲間をつくろう!」という声を業界でよく聞くようになりました。
これに乗せられて「よし、仲間をつくるか!」と思っちゃうなら、ちょいと私の考えを聞いてください。
ワンピースのルフィに学ぶ「仲間」とは
私はマンガ「ワンピース」が好きです。週刊で読んでます。ドレスローザ編、長かったですね。
ワンピースがここまで人気なのは、ドラゴンボールと違って仲間の大切さを語っているから……なんて分析もあります。
ルフィが仲間の大切さを説く場面として有名なのが、序盤の「アーロン編」です。
簡単なあらすじ。
人間より身体能力の高い魚人の海賊に支配されたココヤシ村。海賊のリーダーは悪い顔したアーロン。
1億ベリーを稼いでアーロンからココヤシ村を買おうとするナミだったが、目標金額が貯まる直前でアーロンの策略により、お金を奪われてしまった。
絶望するナミ。それを見たルフィはアーロンに闘いを挑む!
闘いを挑んだのはいいものの、海に沈められちゃうルフィ。ルフィは泳げません。
仲間のおかげでなんとか助かったルフィにアーロンが問いかけます。
アーロン「海に沈んでも一人じゃ上がってこれねェ様なてめェに何ができる?」
ルフィ「何も出来ないから助けてもらうんだ」
「俺は剣術も使えねェんだコノヤロー
航海術も持ってねェし!
料理もつくれねェし!
ウソもつけねェ!」
「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!」
なんて名言がありまして。ルフィがどれだけ仲間を信頼しているか分かりますね。
私はこの場面が好きなのですが、ここを例に挙げて「仲間って大事だよ。仲間つくろうぜ!」と仲間の大切さを語り、高額塾やコミュニティに誘う人が業界に増えたように思います。
たしかに仲間がいれば、同じ目標を達成する中で1人では発揮できないような力を発揮できます。
しかし、「仲間がいればすべて解決!」と受け取れるような主張には私は反対です。
ルフィを例にとれば、大切なことを忘れています。
「仲間」についてちゃんと理解しないと、高いお金を払って高額塾に入るだけのカモになるので気をつけてください……。
あなたは仲間に何ができる?
ルフィは「何もできねえ!」と言ってますが、それは間違いです。ルフィは敵をぶっとばせます。
どんなピンチになっても敵を倒せるから、仲間からの信頼も厚いです。
ルフィにとって仲間はかけがえのない存在であり、仲間にとってもルフィはかけがえのない存在です。
さて、アフィリエイター仲間の話に戻りましょう。
あなたは仲間に何ができますか?
まだアフィリエイトを始めたばかりなら、媒体も小さいし、自身の経験や知識、技術も未熟でしょう。
仲間を作るときに考えたいのは「あなたは仲間に何をできるか?」です。
何もできないのに仲間を頼ろうとするのは間違い。
相手からすれば、ただの寄生に感じるはずです。
まずは自身の知識や技術を磨くのが先ではないでしょうか?
無報酬でいろいろ与えてくれる人がいたらいいですが、なかなかそんな仏様のような人はいません。
私が言いたいのは、「仲間を作ればすべて解決すると思わないでほしい」。
仲間があなたの代わりにブログを作るわけじゃないし、 仲間があなたの代わりに読者を集めてくれて、稼いでくれるわけじゃないです。
仲間づくりを目的にしてませんか?
あなたの目的は「稼ぐこと」(あるいはもっと先のビジョン)で、稼ぐためには記事書きと読者集めをするしかありません。
そもそも仲間を利用して稼ごう、と思ってはいけません。
その考えは行動・表情・仕草・雰囲気に表れ、やがて仲間から見捨てられます。
私も雑談力講座なるものをひゆきさんとやってますが、これはお互いの知識や技術、信頼、目的が合って初めて生まれるものです。
もし、私が「講座の開催も集客もレター執筆も集金も全部ひゆきさんがやってー」と頼りきりなら、いくら温厚なひゆきさんでも私を即見捨てたでしょう。
正しい「仲間づくり」とは、共通の目的に向かい、その中で自分のできる役割はなにか考え、自分の価値を高めることを忘れないこと。
人のために動けば、やがて本当の仲間が集まり、手助けしてくれます^^
ルフィも最初は仲間のために動きました。
ゾロを拘束から解き、ウソップの村を守る手伝いをし、サンジに夢を追わせ、ナミをアーロンから解放して…。
そして、常に「海賊王になる!」と目的を言っています。これに共感した者が仲間になるのです。
先ほどのルフィとアーロンの会話もこう続きます。
ルフィ「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!」
アーロン「そんなプライドもクソもねェ てめェが一船の船長の器か? てめェに一体何ができる?」
ルフィ「お前に勝てる」
ルフィの目的は「仲間づくり」ではありません。
「海賊王になる」ために、自分の足りない部分を仲間に頼ってるだけです。
あなたの本来の目的も「仲間づくり」ではないはず。
本来の目的に向けて加速するための手段として仲間をつくるかどうか、の話で、仲間がいなくても成功する人はいます。
この業界、言い分を見ていると面白いです。
数年前は「師匠(メンター)を探そう!」なんて言ってて、次は「チームを作ろう!」、その後は「コミュニティだ!」、最近は「仲間を探そう!」です。
次に来るのはなんでしょうね。
大事なのは、「目的はそこじゃないよね」という話です。
あなたの目的を忘れないでください。
ハッキリした目的があり、自分にできること・できないことが分かってからの仲間づくりは良いと思います^^
あなたにとって仲間がかけがえのない存在なら、仲間にとってもあなたがかけがえのない存在になる必要があります。
ぜんぶ他人に頼る気で「仲間をつくろう!」なんて言う人についていくと、お金を取られるだけです……。
変な人に引っかからないよう、良い年にしてくださいませ。
今回の話を理解できたら、以下もどうぞ。