先日、ある懇親会でこんな質問を受けました。
記事を書いてくれる人を(某外注サービスサイト)とかで探してるんですけどね、良い記事を書く人がいない。
というか、ちゃんと記事を書いてくれる人がいない。
これ小学生が書いたんじゃないの? と思うような記事だったり、どこかからコピーした記事だったり…。
良いライターってどうやれば見つかりますかね?
by. 記事執筆を外注したい人
私が過去に某メディアで連載してた、と話したら上の質問をもらいました。
質問の答えは簡単です。
良いライター、すなわち、それなりの文章力を持つライターにも考えがあるのです。
つまらないメディア、無名メディアに興味のないライターは多い
仕事を依頼する側からすると、安く仕事を頼める外注サービスはありがたいですよね。
私も外注サービスで業務委託契約を結ぶ寸前まで行ったことがあるので、あの原稿料の安さは知ってますし、驚きました。
「え、こんな安く仕事を受けてくれるの!?」と。
しかし、安い原稿料で仕事を頼めるということは、「安くても仕事受けるよー」という人にしか会えません。
冒頭の質問をした人が求めるような「良いライター」からすると本業の意識がありますから、「30記事で5,000円(1記事167円くらい)」のような安い仕事は受けません。(受けられません)
もし、安くても記事執筆の仕事を受ける良いライターがいるとすれば、以下のどちらかの考えがあるからです。
- 有名なメディアだから
- 自分の好きなメディアだから
例えば、1日100万PVを誇る有名なメディアなら、ライターは執筆実績にできるので喜んで引き受けます。
実績があれば、ライターは次の仕事も受けやすくなります。
有名なメディアでなくとも、例えばラーメン好きなライターなら、ラーメングルメサイトの執筆依頼が来れば喜んで書くでしょう。
「このメディア好き! ここになら自分の記事を出したい!」
そんな感情でライターは動きます。
ただ、後者の「好きなメディアに寄稿する」は、ライターからすると趣味に近くなります。
原稿料が安いなら、生活に余裕のあるライターじゃないと書いてくれないですね。
どちらの場合にしても、外注を依頼する側はある程度メディアを育ててから外注する必要があります。
まっさらなブログにトレンドアフィリエイト流の記事を書いてもらいたい場合、良いライターに仕事を引き受けてもらえる可能性はかなり低いです。
ライターは仕事をどう探す?
では、ライターは普段どのように仕事を探すのでしょうか。
ライターの仕事の探し方は、「攻め」と「待ち」の2種類があります。
「攻め」の探し方は、上に書いた「有名なメディア」や「好きなメディア」でライターの募集案内があれば応募します。
または、外注サービスで(原稿料の高い仕事を)探すこともあるでしょう。
「待ち」は、自分のブログやツイッターを持ち、「お仕事の依頼お待ちしてます」と載せて待ちます。
この待ちの姿勢のとき、「過去どんなメディアに掲載したことがあるか」の実績が活きます。
ということは、彼らに仕事を頼みたいなら方法は2種類ですね。
- 有名、または、魅力的なメディアを用意する
- 良いライターを探してブログやツイッターから連絡を取る
「ほんなら、彼らに直接声をかければ記事を書いてくれるのか!」
と言うと、そんな甘くはありません。
上に書いたとおり、ライターは仕事を受けるとき、どんなメディアに自分の記事が載るのか確認します。
ライターがメディアを気に入れば仕事を受けてくれますが、メディアに魅力が無ければ断ります。(原稿料も雀の涙なら、なおさらです)
つまり、原稿料を抜きに考えれば、ライターが重要視するのはそのメディアに記事を載せたいかどうか、なのです。
この考えはアフィリエイトで独立した人と同じじゃないでしょうか。
楽しい仕事ならする。
楽しくない仕事はしない。
個人事業主なら分かる、実に単純な理由です。
魅力を感じないメディアに安すぎる原稿料で記事を依頼される…。
こんなつまらない仕事はありませんよね。
まとめ
外注サービスを利用するアフィリエイターは「いかに安く、多くの記事を頼むか!」に注力するようですが、ライターも同じ人間です。
仕事に誇りを持ってるんだよ、ということを忘れないでいただければ幸いです。
以上を踏まえて、良いライターに仕事を依頼する方法を2つ挙げます。
1. 適正な原稿料の設定
外注サービスを利用するときも、個別に依頼するときも、適正な原稿料で依頼しましょう。
目安としては、内容にもよりますが1記事1,000文字で 1,000円~3,000円くらい。
1記事100円や200円で済まそうと考えていては、いつまでも良いライターには頼めません。
2. 魅力的なメディアの運営
ライターが記事を載せたくなるような魅力的なメディアなら、原稿料が安くても実績を作りたいライターから応募が殺到します。
ライター募集のページを作って応募を待ちましょう。
どちらの方法でも、正式に契約する前にライターから見本記事の提出を必ずしてもらいます。
あなたの求めるレベルの記事をライターが書けるか確認しましょう。
見本記事を確認して良い記事を書いてくれそうなら、晴れて契約。
あとは素敵なメディアを運営してください。
依頼する側もライターも、お互い気持ちよく仕事をしたいですね^^
※私は今のところ記事執筆の依頼を受けていませんが、魅力的なメディアから依頼があったらホイホイ寄稿するかもしれません(笑)
自分の記事を多くの人に読んでもらいたい衝動は、ライターの職業病とも言えます。
追伸:
中には安くても丁寧な記事を納品できるライターもいます。生活に少し余裕があり、お小遣いが欲しい主婦に多いようです。