「情報商材を買ったら中身がスカスカだった…」「信用してたのに、全然サポートしてくれない…」など、稼げそうな教材を買ったら騙された! なんてことがあるのも残念な事実です(汗)
私も「才ゼロ」という教材を販売しており、多くのご購入者から喜んでいただけていますが、世の中にまだまだ「詐欺商材」は多いです。
そこで、業界歴10年以上、教材を販売し、人様の教材を紹介する身でもあり、なおかつ、過去に詐欺商材を買ったこともある私が「詐欺商材の見極め方」をお伝えします!
詐欺商材の特徴
詐欺商材の多くは「スゴそうに見せる」のが特徴です。以下に当てはまったら要注意。
- 「確実に儲かる」「絶対に稼げる」「必ずお金が増える」と確実性をアピールする
- 販売者の実績が派手 (月収1,000万円! 年収1億円! みたいな)
- カンタンさ、手軽さを強くアピールする (コピペするだけで、1日5分で、など)
- 成功者があまりにも少ない (参加者100人のうち、成功者の声が2~3人のみ)
- ネットで商品名を検索したら悪評ばかり
- 販売者の連絡先に連絡しても繋がらない
詳しく説明しますね。
「確実に儲かる」など確実性をアピールする
「確実に効果が得られる!」とアピールするものは危険です。
私が教材を販売することになって初めて知ったことがありまして、景品表示法によって「100%効果がありますよ!」や「必ず稼げますよ!」とは書けないんです。
また、特定商取引法の表示義務で「効果には個人差があります」と販売ページのどこかに記載しなくてはいけません。
つまり、「確実性」をアピールするものはそもそも違法。すぐにページを閉じてキレイさっぱり忘れましょう。
景品表示法はどんな業界にも関係することです。
たとえば、「10kmしか走ってないよ」と書かれた中古の自動車が実際は50km走ってた、とか。「こんなに痩せた!」とダイエット結果の写真がウソだった、とか。
景品表示法について学ぶと世の中のいろんなものがダメな表記をしているとわかります。ブログでアフィリエイトするときもマズい書き方を回避できるので、気が向いたら消費者庁のサイトを読んでみてね。
参考:景品表示法|消費者庁
(ページ下部にあるパンフレットが読みやすいです)
販売者の実績が派手
「月収1,000万円稼いだ私が~」のような派手派手な実績を見せる人にも要注意です。高級ホテルとか赤いスポーツカーとか、派手さをアピールして惹きつけようとする手口です。
実は札束の写真やリゾートの写真って買えるので、本人が写っていない写真は疑ったほうがいいです。しかし、今の技術ならカンタンに合成写真も作れてしまうため、本人が写っている写真でも本物かどうか疑わしく……光の当たり具合などで見極める力が必要です。
本の出版や雑誌掲載などの実績はネットで検索すれば本当かどうかわかります。ただ、メディア出版の実績をもつ人でも詐欺商材を販売している場合があるので、気をつけましょう。
パッと見の部分ばかり話しちゃいましたが、本当に大切なのは、「その人がどうやって月収1,000万円を稼いだのか?」です。こんなおかしな話があります。
「自分は月収1,000万円です! 稼ぎ方を知りたければ私のコンサルを受けてください。費用は100万円です!」
と言って、10人が申し込めば売上1,000万円達成。
そう、そうやって稼いで「月収1,000万円だぞ!」なんて見せる人もいるのです。なんだかおかしいですよね。
だから、「派手な実績をもつ人はその金額をどうやって稼いだのか?」は絶対に気にしてください。
そして、「その人と同じ方法で本当に稼ぎたいの?」と自問自答しましょう。お金を稼ぐ方法はたくさんあるので、変なやり方で稼ぐ人から学ぶ必要なんてありません。
カンタンさ、手軽さを強くアピールする
「コピペするだけで!」「1日5分で!」などのカンタンさ、手軽さを強くアピールするものも危険です。カンタンに稼げる方法は魅力的に思えますが、いろんな罠があるからです。
たとえば、過去に「YouTubeで超カンタンに稼ぐ!」なんて詐欺商材(?)が売られました。購入前に開かれたオンラインセミナーでは、参加者から「違法なやり方ですか?」と質問があり、販売者は言葉に詰まってました。
いざ販売になり、私は気になって買ってみたら……。なんと、テレビやラジオ番組を切り取ってそのままYouTubeにアップロードするという、思いっきり著作権に違反した手法だったのです(汗) そりゃあ言葉に詰まりますよねぇ。
それでも販売者を信じて購入した人たちは、一応実践するわけです。しかし、「コピペで稼げる!」の言葉に集まった人たちですから、まったく自分で考えようとしません。頭を使わずに稼ぎたいので、教材で「これは例です。応用してください」と書かれていても、例をそのまま真似しました。しかも一人二人ではなく、ほとんどの人が。
これには販売者も困惑し、「あれは例ですから。考え方をもとに自分なりの動画を作ってください」とアドバイスをしましたが、考えたくない購入者たちは「稼げないじゃないか!」とクレームを言い、地獄絵図のような状態に……。
「カンタンに稼げる」とアピールする手法は何かしらの法律やモラルに反するものだったり、やり方が単純すぎて購入者同士でライバルになって利益を奪い合いになったり、結局稼げません。稼げるのは甘い言葉で売り抜いた販売者だけ……。
こんな事例から、稼ぐためにはある程度のハードルがあったほうが良い、と覚えておいてください。それだけで下手な売り文句に引っかからなくなります^^
成功者があまりにも少ない
オンライサロンや大規模コミュニティなど、「今期の参加者は100人いました!」なんて賑わいを見せる場所がありますが、半年や1年経って成果を出せた人がどれだけいるのかは要チェックです。
たとえば、参加者が100人ほどいるのに「成功者の声」が2~3人だけなら……。そこに参加して時間を費やすのは、非効率の可能性が高いです。(主催者が好きとか、交流だけ楽しみたいとかなら、参加はアリかも)
たとえば、私の教材「才ゼロ」なら、購入者から届いた「喜びの声」や成果報告をそのまま掲載しています。これだけ多ければ「あ、本物なんだ!」と判断がつきます。
購入者のうち、どれだけの人がレベルアップしているのか、理想に近づけているのか、は注意して観察しましょう。
ネットで商品名を検索したら悪評ばかり
商品名で検索したら悪い感想ばかりだった、なんて場合は詐欺商材の可能性が高いです。
ただ、悪い感想の中には、購入者ではないのに購入者のフリをしたものもあります。この狙いは、「○○はダメ! 稼ぎたいならこっちがいいよ!」と本当に売りたい(自分の)商品に誘導することです。
つまり、その感想はデタラメで、さらなる詐欺商材に誘導される可能性があります。
この場合は、感想の書かれた記事を「本当に購入者が書いたものかな?」と見極める必要があります。
商品を買ってない人が書いた記事の特徴は、「~だと思う」や「販売ページを見るに、○○な手法だろう」と予想で書かれた文章が多いことです。
実は、私の「才ゼロ」も被害に遭いまして、「販売ページを見るに、日記を書いて稼ぐ方法だろう。しかし日記なんて書いても稼げない」と評価する記事がありました。でも、「才ゼロ」の中で「日記を書いちゃダメ」と言ってるんです(笑) 本当の購入者からすると「あ、この人は商品を買ってないなー」とすぐにわかります。
……なんて事情もあるため、悪い感想を見たら、本当に購入者が書いたものか疑いましょう。予想で書かれた文章が多いなら参考になりません。
そうして見極めて、本当の購入者が何人も「買わなきゃよかった」「得られるものは少なかった」と評価していたら、詐欺商材の可能性があります。
販売者の連絡先に連絡しても繋がらない
商品の販売ページには「特定商取引法に関する表記」があり、販売者の連絡先も載っています。電話またはメールです。
どちらかに問い合わせをして対応してもらえるか見るのも、販売者が真摯な人物かどうか判断基準にできます。
ただ、販売者も対応に時間を使うので、問い合わせする際は本当に知りたいことを質問しましょう。
「○○の商品の購入を検討していますが、お聞きしたいことがありまして~」と丁寧な質問を心がけます。「あなた詐欺師?」みたいな不躾な問い合わせをしたら「うわ、変な人きた!」と無視されてもおかしくありません(笑)
メールなら問い合わせしやすく、販売者も回答しやすいです。販売者の対応が気になるならメールで質問してみてください。
ちなみに、私はメール返信率ほぼ100%です^^(変な人には返信しておらず、ちゃんと返信してもサーバーかなにかの問題でメールが届かない場合があり、100%と言えないのが少し残念)
購入後に詐欺商材とわかる場合も
買う前は「ちゃんとしてそう!」と思ったのに、買ったら詐欺商材だった……なんてことも(汗)
以下のものは詐欺商材と言えます。
- 提供すると書いてあったものが提供されない (販売者のサポート、など)
- 価格に対して商品の価値がとても低い
- 事前に説明のない費用がかかる
- 返金保証あり、と言ってたのに返金に応じない
- 購入後に販売者に問い合わせると対応が悪くなる
提供すると書いてあったものが提供されない
買ったけど、あれ? 販売ページに書いてあった「提供内容」と少し足りない……?
なんてことがあれば、まず商品の入手方法を再確認します。あとでメールで届くのか、購入者サイトにログインしてダウンロードするのか、商品によって受け取り方は異なります。
受け取り方に不備がないのに販売ページに書かれた商品をすべてもらえてないなら、販売者に問い合わせましょう。
サーバーの問題でメールが届いてないだけかもしれませんし、ダウンロード用のURLが変更になったのかもしれません。まともな販売者なら、すぐに対応してくれます^^
悪いパターンとして、販売ページには「販売者のサポートつき!」と書いてあったのに、購入後に質問したら返事がない、または、返事がそっけない……なんてことがあります。
「買う前はあんなに優しかったのに、買ったら冷たくなるって、私はもう用無しなの!?」
と叫びたくなりますね。わかります。
教材に書いてあることを質問して「それは教材に書いてありますよ!」と返事がくるのは当たり前ですが、教材に書いてないから質問したのに回答がイマイチなのは残念(汗)
これは買う前にはわからないことで、買う前にできるだけ販売者の問い合わせ対応の評判を調べるしかありません。
お金を受け取っておきながら、「これを提供します」と書かれたものを提供しないのは詐欺です。怒っていいです!
価格に対して商品の価値がとても低い
あるところに、普段から学びのある良いメルマガを出す、大きな実績をもつ人がいました。私はその人から数年前に30万円もする「稼ぐ系教材」を買ったのですが……まあ、ひどくてひどくて(汗)
とても価値に見合わないようなセミナー動画が数本、説明が抽象的でなかなか実践に落とし込めないものでした。
「購入者をレベルアップさせよう! 成功してもらおう!」
という気持ちをまったく感じない、「販売者が稼ぐために販売したもの」の印象……。
同じように感じた他の購入者からは不満の声が届いたそうです。
でも、販売者からは真摯な対応も、教材の補足が追加されることもなく、「30万円で売れたから30万円の価値があります!」と堂々とした態度でした(汗)
もうそれ以来、私はその人から絶対になにも買わないと心に決めました。
「わからない人の気持ちがわからない」という、学歴の高い人にありがちなパターンです。
だれがどう見ても価値の低いものを高額で売ってしまうと、信用を失っちゃいますよね……。
(私も気をつけよう、と心から思った出来事です)
事前に説明のない費用がかかる
「そんなこと販売ページに書いてなかったじゃん!」となるパターンです。
たとえば、教材代金の他にブログを始めるためのレンタルサーバー代が必要なら、販売ページか特定商取引法に基づく表記に書かないといけません。
「商品代金の他に、レンタルサーバーを借りるため月1,000円ほどかかります」と。
ただ、これくらいならうっかりミスと言えます。
悪質なパターンとしては、「稼ぐ方法がわかります!」という商品を買ったのにその方法がわからず、「実は稼げる情報を知るには、こちらも買う必要があります!」とまた買わされるものです。
販売ページに書かれたものを提供しないばかりか、また買わせようとするなんて完全に詐欺です。すぐに逃げましょう!
返金保証あり、と言ってたのに返金に応じない
返金保証のついた商品もありますね。本来なら購入者が安心して買える良い仕組みなのですが、詐欺商材は返金に応じません。
販売ページに書かれた返金保証の条件を満たすなら返金はされるべきなのに、あーだこーだ言い訳をして返金に応じない悪い販売者がいます(汗)
これも事前にネットで評判を調べるしか対策はなく、買った後にこうなると面倒です……。
そもそも返金を求めたくなるような低品質なものを売らないでほしい! と思いますけども。
なにか買うときは返金保証をあてにしないことをおすすめします^^
購入後に販売者に問い合わせると対応が悪くなる
先ほど言っちゃいましたが、「買う前はあんなに優しかったのに、買ったら冷たくなるって、私はもう用無しなの!?」と叫びたくなるパターンです。
これってすごく悪評が広まりやすいので、「買ったらもう用無しー」みたいな態度をとる販売者は早めに心を入れ替えてほしいですね。購入者にこそ丁寧に対応すべきだと私は考えます。
(そんな態度をとる販売者は見放されて業界から撤退してもらったほうが良い、という考え方もアリと言えばアリかも……)
まとめ
私が10年見てきた詐欺商材のあれこれをお伝えしました。怖いですね~(汗)
騙されないように、以下に当てはまったら冷静に疑ってください。
・「必ず稼げる」と確実性をアピールする
→景品表示法に違反。
・販売者の実績がどんな方法で稼いだのかわからない
→変な方法で稼いでない? 大丈夫?
・カンタンさをアピールする
→購入者同士がライバルになって稼げないのでは?
・成功者や購入者の良い声が少ない
→満足した人が少ない? 実践しても稼げない?
・購入者が何人も悪い評価をしている
→本当の購入者の評価なら買うのは怖い。
・販売者に問い合わせても返信がない
→まともな販売者じゃなさそう。
とにかく、甘い口説き文句には気をつけましょう。絶対に稼げる方法なんてありません!
※私たちは一人ひとり知識量もスキルも違うので、全員がもれなく稼げる魔法のような教材は実在しないのです。10年探しても無かったです。あるなら私もほしい…(笑)
今回の暴露話も含めて、少しでもあなたの見極める「目」が鍛えられたら幸いです^^
ちなみに、まともな教材を知りたければ、私が身銭を切ってレビューした以下のサイトを見てください。詐欺商材に近い教材をズバッと指摘するレビューもあります( ̄ー ̄)
さて、次回はブログ初心者さんにもらった質問に答えます。お楽しみに!
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